自分マーケティングってなに?|これからどうするの?

自分マーケティングって、聞いたことがありますか?

それは、私が考える「自分らしさを世界のために使える人を増やす」というコンセプトを現実化するツールです。

2022年、この自分マーケティングをライターゼミの皆さんと試してみる機会に恵まれました。

この記事では自分マーケティングと、オンラインワークショップイベントの顛末。そして反省と展望についてまとめました。

今でも、自分マーケティングはワクワクするイベントですが、これから、もっともっと楽しくなります。一緒に体験してくださいね。

自分マーケティングとは

自分マーケティングは、その言葉通り自分のマーケティングのことです。

自分の個性を前向きに捉え、「自分が自分にOKを出す体験をして、自分を売り込めるようになる」のが目的の活動です。

また、自分マーケティングは、私が考える「自分らしさを世界のために使える人を増やす」というコンセプトを現実化するツールでもあります。

私はこの自分マーケティングで、「自分の個性を活かして輝く人」を増やせたらいいなと思っています。

なぜ自分マーケティングをやりたいのか?その考えに至る道のり

自分マーケティングの活動をしていると「なんで思いついたんですか?」と言われることが多いです。ここでは「自分らしさを世界のために使える人を増やしたい」と思うようになった理由を、簡単にご紹介します。

自信のない自分

私は自分の価値のない人間だと思い、ずっと誰かと自分を比べて、内心落ち込んでいるような子どもでした。

学生時代も職場でも、不安定な自分をもてあましていました。調べるにつれ、その原因が、自分の自己肯定感の低さのせいかもと思うようになりました。

他の人だったら「良さ」を見つけるのは得意な方だった私。自分のことも他人のように「好きなところ」を見つけて、大切にしてあげなくちゃ。そう発見したのは、結婚してから。30歳過ぎてからのことです。

自分の特別な輝きを忘れたような人から得た3つの気づき

「自分らしさを世界のために使える人を増やしたい」というコンセプトは、人とのかかわりの中で生まれました。

本当は、たくさんの人とのかかわりの中で生まれたものですが、主な気づきをご紹介します。

他人のことを気にして前に出たくない人

私は、男女雇用機会均等法第2世代就職組です。入社してすぐに華やかな機会を与えられ、目立つ仕事をしていました。

あるとき「私は目立つことが苦手だから、いいなぁ」と声をかけられました。話すうちに、誰かに自分の存在を見つけてほしい、でも目立ちたくない。そう思っているような気がしました。

自分の素敵さに自信がないから、他人に踏みにじられるのが怖いのかもしれない。それが1つめの気づきです。

子育ては大変でしょう?と問いかける人

子どもを生んで、子育て広場のようなところに出入りするようになりました。

そこは、育児の苦労や悩みなどを話して「そうそう」と同じ立場の母親同士のストレス解消する場でもあります。

ある日「育児は大変でしょう?」、「悩みがあるでしょう?」と声掛けをする相談員の方ばかりいる子育て広場に参加して違和感を覚えました。

育児は楽しいこともたくさんあります。望んで子どもを持ったのです。なのに苦労しているでしょうと言われてしまうと、嫌な仕事を押しつけられた気がしてしまいます。

どの仕事にも楽しいことと、しんどいことがあります。

「頑張ってるね」と声をかけられただけで、しんどさは少し楽になります。

私は「楽しんでるね。頑張ってるね。」という人になりたいな。それが2つめの気づきでした。

専業主婦と働くお母さんに対立軸を作ろうとする人

子どもが小学校に入ると、専業主婦と働く主婦の一部に、それぞれが別の人種として対立軸を作ろうとする人たちがいました。

仲のいいママ友と話すうち、それはお互いに対する憧れや劣等感のように感じられました。

そしてその頃の「女性の社会進出は国のためになる。」と働く女性がもてはやされている社会の空気感に、私は違和感を覚えたのです。

働きたい人が働いているのは、専業主婦を選んで専業主婦でいるのと価値は同じ。ご飯を作るのが好きなのなら、働いている人の分も作れば仕事にもなるし、働いている人にも感謝されるはず。

私たちに必要なのは、立場の違いでいがみ合うことでなく、立場の違いを利用して助け合うこと。これが3つめの気づきになりました。

友人と「A-F-C」を立ち上げました

そうして、いろいろな気づきを得て、みんな自分の良さを見過ごしているように思い始めました。

それぞれの人が自分の良さを認めてあげて、自分は自分でいいんだと思えるようになったらどんなにいいだろう。傷つけられることはゼロにはならない。

けれど、それを精神の柔軟性と自己肯定感でやりすごして、おだやかに過ごしていける人が増えるといい。そうすれば、傷つけ合う場面も少なくなるかもしれない。

そんな思いで津山市の男女共同参画の登録団体として、2012年に友人と「A-F-C」というグループを立ち上げました。

キャッチフレーズは「自分らしさを世界のために」。

岡山県津山市で、ヨガや片づけ、ハンドマッサージと手相など、マインドフルネスを目指して実施しています。

でも、単発のイベントには限界があるのもわかってきました。

そして、自分マーケティングの言い出しっぺに

病気をしたことをきっかけに仕事を変え、Webライターを始めたのはハッキリ言って気まぐれです。

でも、だんだん欲が出てライター講座を受けてみました。そして、その縁でライターゼミにも所属。

そのうち、ライターゼミ内にマーケティングチャンネルができました。

新しもの好きの私はアイデア募集の呼びかけに、「自分を好きになって、他の人にも自信を持っていうことができるような」自分をマーケティングする方法を、みんなで学びたいな。と、気軽に書きました。

クラウドワークスの澤田さんに声をかけていただいた打ち合わせには、自分がやってみたこと、役立ったことを、まとめて提示しました。

それを元に澤田さんのアドバイスによって、私のアイデアは具体化。2022年3月には「自分マーケティング」のイベントが開始されたのです。

自分マーケティングイベントスタート

始まったイベントは、最初想定を超える反響をいただき、その後もオンラインミーティング“は”盛り上がりました。

最初の盛り上がりに圧倒される

最初は、自分の自慢できるところ。気になるところ。好きなこと、嫌いなことを、たくさん挙げてもらい、ライターゼミの皆さんに発表してもらいました。

気になるところは、たくさん挙げると落ち込んでしまうリスクを感じたので20個。それ以外は50個です。

最初に私自身のリストを提示し、あとは皆さんのペースで挙げてもらう方法でおこないました。

このイベント、想定以上に盛り上がりました。

今までSlack上で知っていたと思っていたメンバーの姿が、より具体的に魅力的に立ち上がり、参加者は日に日に増えていきました。

コメントの数も膨大で、自分を知ってもらう楽しさ。そして、他の人を知る楽しさでSlackは沸き立ち、エネルギーに満ちました。

イベントは盛り上がるけれど

その後、「自分マインドマップ」「WILL-MUST-CAN」「エクイティピラミッド」「PARK出店」と段階を踏むごとにオンラインイベントを開催しました。

各イベントそれぞれに、ライターゼミやクラウドワークスの中から講師をお願いしました。その「人の魅力」もあって、イベントは盛り上がりました。

でも、なかなかメンバーのワークは進みません。

私も入院することになったり、方向性に迷ったりして、元気にイベントを引っ張ることができませんでした。

そして今、行き詰まって停滞しています。私は、協力いただいた皆さんに申し訳ない気持ちと、「どうしたらいいのか」動けない気持ちの中にいます。

自分マーケティングの成果

それでもイベントをした意味は大きかったと思います。自分の個性や打ち出せる良さを見つける方法論は固まりましたし、イベントのゴールとして設定できるPARK出店も見つけられました。

そして何よりも「自分マーケティング」という考えがあることを知ってもらえました。

自分マーケティングのイベント反省点

イベントの反省点の第1は、開始時に私が受け身だったことです。

「澤田さんに言われたからやる」「澤田さんがどうにかしてくれる」という気持ちが、澤田さんが担当を移動になったあとの、グダグダ感になったのだと思います。

そして第2に、私が意気込みすぎたことです。

自分が作ってきたコンセプトだという気負いが、重しになりました。

そして最後に挙げられるのは、カリキュラムを作りながら進めたせいで、目的や全体の流れが見えにくく、カリキュラムがスムーズに流れない場合が出たこと。

次のカリキュラムを目にしてから一度やった回答を考え直す必要があると、行ったり来たりしなければならなくなり、個人ワークでは負担が重くなったのではないでしょうか。

このカリキュラムであれば、もっとやり方やフォローできるメンターがつく方が効果的だと思います。

ひとりで「やろう」「楽しい」と思うだけでは、追いつけなかったのかもしれません。それは、「誰もが自分にOK」を出すこととは逆の効果を生んでしまいます。

これからどうする自分マーケティング

これからは、もっと「みんなが知り合うこと」「それぞれの良さを認め合うこと」を全面に出して、楽しさを感じるイベントを実施したいです。

また、自分マーケティングとともにブランディングもできたらと思います。

そして手始めに9月に“ライターゼミ仲間のはなこさん”の提案で、新規まき直しのイベントをしてみようと思っています。

PARK出店については、自分マーケティングから派生したものでも、そうでなくでもライターゼミの方がお店を出しているなら、紹介するショッピングモールのようなものを考えています。これについてはライターBOX関係者の方々にお手数をかけてしまうのですが、協力をいただけることになりました。

今後、自分マーケティングはもっと進化する予定です。ワクワクするイベントになる予定です。

自分マーケティングは、自分の個性を前向きに捉え、自分が自分にOKを出す体験をして、前向きに自分を売り込めるようになることを目的としています。

私は、この自分マーケティングで、自分の価値を見直して役に立てる人を増やせたらいいなと思っています。

私が考えたものですが、ライターゼミの方たちがいなければここまで進まなかったものでもあります。ライターゼミの皆さんと作り上げて今があります。それには感謝しかありません。

私は自分マーケティングをやってみると、「自分らしさを世界のために使える人」が増えると思っています。そして、きっと自分らしく輝ける人が増えると思っています。

そして、今後もライターゼミで、自分マーケティングが変化していけたらうれしいです。

そして、もっとお互いのことを大事にできる世界になればいいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者プロフィール

SAKURAE
SAKURAEライターBOX 自分マーケティング担当
岡山県在住のWebライター。「自分にOKをだして、自分らしく輝く人」が増えてほしいという思いで各方面で活動しています。愛犬のウエルシュコーギーに癒される毎日。好きな言葉は「日々是好日」。