【調査報告】ライターゼミはどんな場所?活動場所は絶叫洞窟?

「まち」をテーマにしたオンラインコミュニティー、「ライターゼミ」。新規メンバー募集イベント「オープンタウンWEEK vol.3」に合わせて、メンバーにアンケートを行いました。調査によると、現メンバーが「ライターゼミ」に入会した理由は、「仲間と交流したかったから」が最も多いことがわかりました。
- 調査期間:2023年6月16日~18日
- 調査方法:オンラインアンケート
- 有効回答数:30
「ひとりではできないチャレンジを、仲間がいるからできる。続けられる場所」をコンセプトに掲げる「ライターゼミ」。実際にどんなチャレンジをしているのか、仲間がいるから何ができるのか、なぜ続けられるのかを調査結果よりご紹介します。
メンバーの2割はライターではない!
最初に、メンバーのライター歴を調査しました。ライターゼミと名乗るからには、バリバリのライターで構成されていると思う人も多いのではないでしょうか。しかし、メンバーのライター歴は1~2年が38.7%と最も多く、次いで3~5年が32.3%、1年未満が6.5%と幅広いことがわかりました。
注目すべきは、ライターではない人が22.6%いることです。「仲間と交流したかった」「学びのため」「コミュニティー運営に興味がある」など、さまざまな理由で多様な人材が在籍しています。
フリーランス?それとも、会社員?
そんなメンバーの働き方は、フリーランス・自営業が61.3%と圧倒的に多く、会社員(副業)が19.4%、主婦(主夫)が12.9%と続きました。
メンバーの前職は?
メンバーの前職も調査しました。「ライターゼミが気になるけど、自分は場違いではないか?」「ライターを目指しているけど、今は別の仕事をしている」という人もご安心ください。
調査の結果、メンバーの前職はランキングが作れないほど、多岐にわたっていることが判明しました。最も多かったのは販売職・事務職・旅行業ですが、それぞれ3人程度です。
ほかにも、クリエイター、CADオペレーター、カウンセラー、カスタマーサービス、ガソリンスタンド店員、コンサルタント、品質管理、受付、医療事務、大学職員、公務員、保育士、金融業、製造業、翻訳、英会話講師、ゲストハウス運営など、多種多様でした。
さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まるからこそ、活動に深みがでるのかもしれません。
新旧メンバーのバランスは?
そんなメンバーはどれくらいの期間、ライターゼミで活動しているのでしょうか。そもそも、ライターゼミは2020年12月に発足したので、まだ歴史は深くありません。
2年半前の発足当時からいるメンバーは32.3%。最も多かったのは在籍期間1~2年で45.2%、1年未満は22.6%でした。半年に一度新しいメンバーが入るので、新旧メンバーのバランスがよいのが特徴といえます。
ライターゼミに入った理由は?
では、なぜメンバーはライターゼミに入ったのでしょうか。最も多い理由は「仲間との交流」で35.5%、次に「学び」が29%、「情報取集」12.9%、「コミュニティー作りに興味があった」9.7%と続きました。
ちなみに、筆者は「情報収集」を目的として入会しましたが、今ではすっかり「仲間との交流」や「学び」に魅了されています。入会当時はわからなかった価値に、気付いてしまいました。
オンラインでどのように活動しているの?
ライターゼミの活動は、主にSlackで行っています。Slack上にさまざまなチャンネルがあり、各自自由に参加するスタイルです。
言いたいことを言えるチャンネル
「よく利用するチャンネル(複数回答)」を聞いてみると、最も多かったのは「ライゼミ絶叫洞窟」でした。「え?」「何それ?」と思った人もいるのではないでしょうか。
どんな洞窟、いえ、どんなチャンネルかというと、チャンネル情報には「ねぇみんな、なにか叫びたくなること、ない?」とだけ記載が。簡単に説明すると「言いたいことを何も気にせず叫ぶ場所」です。
洞窟の中に向かって叫ぶので、中にいる人にしか聞こえません(※Slack上の話です)。チャンネルに参加しているニッチなメンバーが聞いているだけなので、世間体などは気にせず、思っていることを叫べるのが人気のポイント。人は発散するとスッキリするのかもしれません。
食いしん坊が集まるチャンネル
次に多かったのは「食いしん坊ストリート」です。おいしいものを食べると幸せな気持ちになりますよね。メンバーの料理やカフェなど外食先でのご飯を見て、ほっこりしている人も多いはず。今日の夕食、おやつなど、さまざまな投稿が楽しめます。
ガチなチャンネル
「まじめなチャンネルはないの?」と不安に感じた人もご安心ください。「よく利用するチャンネル」で3番目に多かったのは、「目標達成の丘」です。ここでは、今月の目標は何か、目標に向かって何をしたか、今日の気づきは何かなどを、メンバーが日報形式で投稿しています。
みんなのカレッジの講座を受けたことがある人は、ピンとくるかもしれません。日報を書くことやほかの人の日報を見ることで、学びが深まったり、モチベーションを保てたりします。ライターゼミの中でも、かなり投稿が活発な、ガチなチャンネルといえるでしょう。
ほかにも、「ゼミ月報」「ライゼミデザイン事務所」「ライブハウスtk」「ライターゼミスタジアム」「記事執筆道場」など、仕事や趣味に関わるチャンネルを多くのメンバーが活用しています。
印象深いエピソードは?
ここからは、メンバーの生の声をお伝えします。「ライターゼミの活動で、印象深いエピソードを教えてください」という質問に対して、最も多かった回答は、企画の立ち上げや新しいことをはじめたというものでした。
具体的には、以下のような回答が集まっています。
- オウンドメディア「ライターBOX」を立ち上げた
- ライターBOXのTwitterチームを立ち上げた
- Canva講座を企画した
- インタビューライター養成講座の企画を立ち上げた
- ファシリをはじめた
- ポッドキャストをはじめた
今、みなさんが見ているサイトも、メンバーの発案から生まれたライターゼミのオウンドメディア「ライターBOX」です。
また、以下のように「メンバーと一緒だったからできた」という声も目立ちました。
- ライターBOXの企画から約1年半、今もメンバーに支えられながら一緒にサイトやSNS運営が継続できている
- アイデアから実行まで、ほかのメンバーと壁打ちして企画を練り上げるというプロセスが新鮮でした
- ちょっとした発言で、どんどんアイデアがでて、具体化していくのが面白い
- それぞれのいいところを発揮して企画を考えたり、コメントしたりしているのが素晴らしい
誰かの活動にワクワクする人が、続出しています。
「手を挙げるメンバーがどんどん増えて、企画が立ち上がるようになりました。ここならチャレンジしていいんだという風土が生まれ、文化が作られてきているのかなと思っています」と、ライターゼミの文化が生まれた背景がわかるコメントもありました。
オフ会も人気!

「印象深いエピソード」で次に多かったのは、「オフ会」関連です。「はじめて会ったのに、はじめてじゃない感覚」「リアルに会うのははじめてなのに、久しぶり!って感じ」など、リアルでも違和感なく打ち解ける人が、相次いで現れています。
オンラインコミュニティーのオフ会で問題となるのは、場所ではないでしょうか。メンバーはどこに住んでいるのか。このあと、詳しくご紹介します。
日本全国各地に分布。海外在住者も!
調査によると、メンバーは全国各地に分布していることがわかりました。最も人口が多いのは、神奈川県で全体の約2割を占めます。理由は特になく、町長も「たまたま」とコメント。
ほかにも、大阪府、東京都、広島県をはじめ、北は北海道から南は九州まで、全国各地に居住しています。イタリア在住の海外組もいますよ。
気軽に集まれる距離ではないからこそ、オフ会で実際に会えたときの感動が深いのかもしれません。
ライターゼミに居る理由は?
アンケート調査の後半では、「ライターゼミに居る理由」という質問をぶつけてみました。
「ライターゼミに居る理由」の回答では、「つながり」「居心地」などのキーワードが目立つ結果に。具体的には以下のような意見が集まりました。
- 居心地がいいから
- 住民みんなが温かい!オフ会が楽しい!
- 悩んだときに聞いてもらえる場所、ヒントが見つかる場所、刺激を受けて自分も頑張ろうと思える場所だから
- いろいろな化学反応が生まれるのを見るのも、そこに巻き込まれるのも楽しいから
- 好きなチャレンジができる
- 居るだけでも、ぜんぜんOK!大丈夫な雰囲気が好きだから
- 仲間とのつながりが支えになっているから
- 心と体の一部になっているから
- 仲間とつながれること、新しい発見があることが、ライターを続ける力になるから
多くのメンバーが変化を実感
では、ライターゼミに入る前と今では、どんな変化があったのでしょう。「ライターゼミに参加してからの自身の変化」を聞いてみました。
- 家で仕事をしていても孤独を感じにくくなりました。
- ひとりでライターをやっていたころより、毎日を有意義に使えるようになりました
- メンバーからさまざまな刺激を受け、新たなジャンルにチャレンジしたり、学びに取り組んだりして、成長できた
- フリーランスや個人で副業をしている方とのつながりが、ぐっと広がりました!
- 孤独にライターをしていたら、CWも副業も続かなかったと思います
- チーム志向ができるようになった
- 仲間たちに刺激されて学び続けるようになった
- 諦めていたことがあるけど、やってみようと思うようになりました
「ライターゼミ」のコンセプトである、「ひとりではできないチャレンジを、仲間がいるからできる。続けられる場所」を、多くのメンバーが実感しています。
また、「多様なメンバーと関わるなかで、自分の在り方を考えるようになり、自分自身と対話する機会が増えました」という声も。仲間と向き合うことは、自分と向き合うことにつながるのかもしれません。
「周りから明るくなった、よく笑うようになった、以前の私に戻ったと言われています」「毎日楽しく仕事ができる!」など、「楽しい」と感じている人も多いようです。
最後に
最後に、「ライターゼミとはズバリ何?」という質問に対しては、「どんなときでも自分らしくいられる場所」「ありのままを受け入れてくれる場所」「サードプレイス」といった声が集まり、「居場所」のように感じている人が多くいました。
また、「実験場」「親戚の集まり」「峠の茶屋」「お世話になっている下宿先の町」など、個性的な回答も。
このようにライターゼミは、多種多様な人が心地よく活動できる場所です。学び続ける人が多いので、見ているだけで刺激を受けますが、それを強要することはなく、自主性を大切にしています。自分のペースで活動できる、新しいタイプのコミュニティーといえるでしょう。
ライターゼミでは、2023年6月20日から7月2日まで、半年に1回メンバーを募集する「オープンタウンWEEK」を開催しています。気になる人はイベントをのぞきに来てください。
ライターゼミの詳細はこちらから確認できます。最新情報はライターBOXのTwitterでも発信しているので、よろしければフォローしてみてくださいね。
投稿者プロフィール

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フリーランスのWebライターです。
紹介記事・取材記事などを、伝わりやすい文章で執筆します。得意ジャンルは、教育・旅行・日用品など。新しいジャンルも開拓中です。
◆保有資格:クラウドワークス WEBライター検定1級・2級・3級
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