子育て中の在宅ライター必見!肝心なのは主体性、やるべきこととやらなくてよいこと

sawaなつさん取材記事

子育て中に家でライティングの仕事をはじめたけれど、「時間が確保できない」「仕事が獲得できない」「情報が多すぎて何を参考にすればよいかわからない」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

そのような悩みを解決したいときは、主体性をもって一歩踏み出してみましょう。主体性とは、自分の意志や判断によって行動する姿勢のことです。今回は、主体性をもって行動した結果、自分でも驚くような成果が出たという、sawaなつさんにお話を伺いました。

「家で仕事をしたいけど、フリーランスは大変そう」「1人で仕事をするのは孤独」などと感じている人は、参考にしてみてください。やるべきこととやらなくてもよいことが、見えてくるかもしれません。

Webライター/sawaなつさん
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Webライターとして活動する傍ら、Instagram運用代行、Webサイト運営代行なども行う、2児のママ。クラウドワークスのオンラインコミュニティー「ライターゼミ」では、講座の企画など、新たな挑戦も。
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聞き手/藤本ゆう子
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Webライター。教育メディアのプレスリリース記事や、取材・対談記事などを執筆中。sawaなつさんとは「ライターゼミ」仲間。
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子どもが1歳でも自分の時間は確保できる!その方法とは?

―― sawaなつさんとは「ライターゼミ」のバーチャルオフィス「朝活の作業カフェ」で、よくお会いしますが、なぜ朝活をはじめたのですか?

sawaなつさん(以下、sawaなつ)
朝活は、自分の時間が欲しくてはじめました。長女が1歳くらいのころ、夜まとめて寝てくれるようになったので、自分の時間ができそうだと感じました。せっかく時間ができるなら何か勉強しようと思い、FPの勉強をはじめたのがきっかけです。

―― Webライターをはじめる前から、時間を確保していたのですね。

sawaなつ
はい。夜は子どもと寝落ちしてしまうことが多かったので、朝、時間を確保しました。

―― 朝、何時ごろ起きるのですか?

sawaなつ
最初は朝5時に起きていましたが、すぐ夫が起きてしまうので時間が足りませんでした。もっと時間がほしくて、4時半、4時と少しずつ早め、一時期は2時に起きていました。最近は子どもの寝る時間が少し遅くなったので、だいたい2時半〜3時に起きています

―― 2時半〜3時!イメージしていた時間より、かなり早くて驚きました。常識にとらわれず、必要な時間を確保したのですね。朝活はどれくらい続けていますか?

sawaなつ
もう、7年続いています。

学びを深めることで、子育てしながらでも家で仕事ができる!

―― Webライターはいつからはじめたのですか?

sawaなつ
2019年からです。下の娘が満3歳児で幼稚園に入り、「家でできる仕事をしたい」と思い、はじめました。

―― Webライターの仕事はすぐに獲得できましたか?

sawaなつ
とても単価が低い案件しか獲得できませんでした。やはり、ライティングについてちゃんと学ぶ必要があると思い、みんなのカレッジのWEBライターコースを受講することにしました。

―― WEBライターコースを受講してみて、どうでしたか?

sawaなつ
とても勉強になりました。特に、WEBライターコース上級の相互フィードバックが印象に残っています。受講生同士でフィードバックをしあって学びを深めるのですが、お互い高め合う空気感がすごくよかっんです。

―― WEBライターコースを受講して、仕事に影響はありましたか?

sawaなつ
中級コース・上級コースと受講して、徐々に仕事が増え、継続的に受注できるようになりました。

―― 仲間と学ぶことで実力がついたのですね。

sawaなつ
はい。フィードバックをしあって、みんなで成長できたことはとても満足しています。ただ、講座が終わると、ライター同士のつながりは自然と薄くなってしまい、残念だと感じていました。

そんなときに、ファシリテーターからライターゼミの公開講座のお知らせがあったんです。ライターゼミの募集は不定期だったので、この機会を逃すと次はいつかわからないと考え、入会を決めました

―― みんなで学ぶことや相互フィードバックのよさを感じていたときに、ライターゼミの募集があったのですね。

sawaなつ
そうです。ライターゼミなら、みんなのカレッジの延長のように過ごせそうだと思いました。

ライターゼミ
Webライター向けのオンラインコミュニティです。「ひとりではできないチャレンジを、仲間がいるからできる。続けられる場所。」をコンセプトとして、活動しています。

ライターゼミを無理なく継続する秘訣は?

―― ライターゼミはオンラインコミュニティーですよね。講座とは違うので、不安はありませんでしたか?

sawaなつ
ライターコースのメンターさんがたくさん在籍しているので、私が入ってもいいのかな?という不安は多少ありました。

―― 実際にライターゼミに入ってみて、どうでしたか?

sawaなつ
予想以上にウェルカムな雰囲気で迎えてもらえました。

―― それはうれしいですね。すぐに馴染めましたか?

sawaなつ
はい、すぐに馴染めたほうだと思います。馴染めたというより、馴染もうと動いたという感じです。

―― 「馴染もうと動いた」というと、具体的に何をしたのですか?

sawaなつ
ライターゼミには月報を書くチャンネルがありますが、私が加入したころは週報でした。週報をきちんと出す人はほとんどいませんでしたが、私は毎週出して「私、いるよ!」とアピールしました。

あとは、誰かの投稿には、なるべくすぐにスタンプを付けて、リアクションしています。誰かが見てくれているとわかると、うれしいじゃないですか。

―― 待っているだけではなく、自ら行動したのですね。その結果、ほかのメンバーとの関係はどのようになりましたか?

sawaなつ
気軽に相談したり、コミュニケーションを取ったりできるようになりました。WEBライターコースではメンターと受講生という関係ですが、ライターゼミでは全員フラットです。年齢も経歴も違うのに、フラットな関係で付き合えるのはすごいことだと思います。

―― 当初の目的だった、ライター同士のつながりができたのですね。

sawaなつ
はい。Webライターをしている人が身近にはいないので、ライター同士のつながりができたのはよかったです。自宅で仕事をするからこその悩みにも共感できますし。

同じライターでも、過去の経験や現在活躍しているジャンルがさまざまだから、もらえる意見が幅広く、偏らないのもよいと思います。

―― ほかにも、ライターゼミに入ってよかったことはありますか?

sawaなつ
ライターゼミでは、強要されることがないので、自分のペースで活動できることです。規模も40~50人(2023年6月現在)と大きすぎず、ちょうどよい人数だなと思っています。

―― ライターゼミでは、どのような活動をしていますか?

sawaなつ
書いた記事をメンバー同士がフィードバックする「記事執筆道場」というチャンネルに、加入当初から積極的に参加しています。

WEBライターコース上級でもそうでしたが、誰かの記事にフィードバックをすることも、学びにつながるんです。ほかには、ゆるいトークを楽しむチャンネルなどにも参加しています。

加入した当初から変えていないのは、無理をしないことです。私の場合は、夜のイベントには参加しない、すべてのチャンネルに参加しようとは思わないなど、自分の中でルールを決めています

―― やることだけではなく、やらないことも意識するのは、無理なく続けるコツかもしれませんね。

ライターゼミに入って、収入が2倍に?!

―― ライターゼミに入る前とあとでは、仕事や収入に変化はありましたか?

sawaなつ
ライターゼミに入って2年になりますが、収入は約2倍になりました。ゼミのメンバーの仕事に対する姿勢を見ているうちに、積極的に高単価の案件に応募できるようになったからだと思います。

―― 収入2倍はすごいですね!どのような執筆をしているのですか?

sawaなつ
ジャンルは不動産関連が中心です。ただ、気になるジャンルなら未経験でも応募します。いろんなジャンルを経験して、恋愛系など合わないジャンルがあることにも気づきました

―― 何が得意で何が苦手か知ることも大事ですよね。積極的に応募した成果ですね。

学びを活かして、自ら営業も!

―― 記事を書くだけではなく、WebサイトやInstagramの運用代行の仕事もされているのですか?

sawaなつ
はい。私が生徒として在籍している着付け教室の、WebサイトとInstagramの運用代行をしています。

みんなのカレッジのWEBサイトコーディングコース初級を受講したときに、HTMLやCSSを触るのが楽しくて、とても達成感があったんです。

仕事に活かしたいと考えていたころ、在籍していた着付け教室の体制が変わると知りました。そこで、以前から気になっていたWebサイトのデザインについて切り出してみたんです。

―― 自ら営業したということですか?

sawaなつ
結果的には、そうです。着付け教室にはWeb関連に詳しい人がいなかったので、私がWebライターとして活動していることや、Webサイトを見やすいデザインに変えたいことなどを伝え、思い切って、運営を任せてもらえないかと提案しました。

習い事や資格、お稽古の検索予約ができるWebサイトに広告を載せていたこともあったのですが、2020年にサービスが終了してしまったんです。そのこともあって、この教室を守りたいという気持ちが芽生えてきました。

大好きな教室だったので、私にできることは何でもしようと思ったんです。

―― 素晴らしいですね。sawaなつさんの想いが伝わってきます。Webサイトの運用はどうですか?

sawaなつ
私がWeb関連を担当するようになって約1年ですが、年間の問い合わせが約2倍になりました。先生からも感謝され、とてもやりがいを感じています。

sawaなつさんがWebサイトの運用をしている日本和装認定協会のHPはこちら

自分でも驚くようなチャレンジが進行中!

―― Instagramといえば、先日、ライターゼミでInstagram用のCanva講座を主催されましたよね。どういった経緯で開催したのですか?

sawaなつ
私はInstagram運用チームに入っているんですが、チームが人手不足だったので、新しいメンバーを募集しようと思ったのがきっかけです。

Instagramを運用するには、Canvaの使い方を知っておく必要があります。そこで、まずはCanvaの基本的な使い方を説明する講座を企画したんです。

開催するまでは、「すでにみんなが知っている内容だったらどうしよう」「私の説明でみんなわかってくれるのだろうか」と不安でした。

でも、ライターゼミというクローズドな空間だったので、チャレンジできました。人前で話すことが苦手なので、自分でもびっくりです。

ライターゼミのメンバーは、失敗しても絶対に責めません。チャレンジする人を応援する文化があるんです。

―― 私もCanva講座に参加しましたが、大成功でしたよね。とてもわかりやすく、勉強になりました。ほかにも、チャレンジしたいことはありますか?

sawaなつ
次は、Canvaの動画講座を開催予定です。Instagramのリールを作れるように、解説しようと思います。

―― 着々とInstagram運用チームが育っていきますね。楽しみにしています!

おわりに

Webライターとして活動して5年目のsawaなつさん。今回お話を伺って印象的だったのは、積極的に取り組むことと、手を出さないことをきっぱり分けている点です。

行動することばかりが注目されがちですが、主体的に選択することで、無駄な動きが少なくなり、無理なく続けられると感じました。自分の基準を持つことで、やりたいことが自然と明確になり、チャレンジもしやすくなるのではないでしょうか。

フリーランスで働く人は、すべてのことを自分で決める必要があります。やることが多すぎるときは、やらなくてもよいことを潔くやめてみるのも、ひとつの方法かもしれません。

sawaなつさんや著者が所属するライターゼミの詳細は、こちらから確認できます。

投稿者プロフィール

藤本ゆう子
藤本ゆう子
フリーランスのWebライターです。
紹介記事・取材記事などを、伝わりやすい文章で執筆します。得意ジャンルは、教育・旅行・日用品など。新しいジャンルも開拓中です。

◆保有資格:クラウドワークス WEBライター検定1級・2級・3級

Twitter:https://twitter.com/yuko_FJ
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